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うな研管理人
2014-09-30T06:34:48+09:00
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養殖ウナギの雌を増やす
https://unakenb.boo-log.com/e287997.html
愛知県の水産行政の動きです
ぶんや
愛知県の水産行政の動きです
ぶんや
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水産行政の動き
うな研管理人
2014-09-30T06:34:48+09:00
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池入れ量80%制限???
https://unakenb.boo-log.com/e286725.html
水産庁が9月17日に
「中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署の、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類の保存及び管理に関する共同声明」
を発表しました。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/unagi.html
ちょっと、おかしいでしょ…
誤魔化しか?
と思う内容があるので、ご紹介しましょう。
共同声明には次のように書かれています。(抜粋)
--------------------------------------------------------
中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署(以下「当事者」という。)は、
ニホンウナギのシラスウナギの漁獲が、中長期的に減少していること、及び、その減少は生息地/環境の劣化、海洋学的変化及び過剰漁獲によって引き起こされていると推定されることを認識し、
ニホンウナギは、それが回遊する東アジア地域の沿岸域において共通の資源として利用されてきていること、並びに回遊する性質ゆえにその保存及び管理は地域的な協力が必要であることを認識し、
ニホンウナギのシラスウナギの供給減少は、その他の関連するうなぎ類の東アジア地域における養殖につながり、この現象がそれらの資源に悪影響を与える可能性があることを考慮し、
いくつかの当事者が、関係当局との協力の下、シラスウナギの輸出を制限する措置をとっているにもかかわらず、膨大な量のシラスウナギが中華人民共和国、日本国、大韓民国及びチャイニーズ・タイペイの間で引き続き取引されていると思われることを憂慮し、
以下の共通の見解に達した。
第1 うなぎ類資源の保存及び管理
当事者は、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類資源の保存及び管理のための措置に関し、以下の点について協力を行う。
(1)天然水域から採捕したシラスウナギ及び稚うなぎ(以下この第1において「うなぎ種苗」という。)の養殖池への池入れを制限する活動
(a) ニホンウナギについて、2014-2015年池入れシーズン(2014年11月1日~2015年10月31日)のうなぎ種苗の池入れ量は、2013-2014年池入れシーズン(2013年11月1日~2014年10月31日)の池入れ量の80%を超えないものとする。2015-2016年池入れシーズン(2015年11月1日~2016年10月31日)及びその後は、シラスウナギの採捕量その他の要因を考慮しつつ決定される。
(b) その他の関連するうなぎ類について、各当事者はうなぎ種苗の池入れ量を最近の水準(過去三年間)よりも増やさないようにするための全ての可能な措置をとる。
----------------------------------------------------
赤字の部分が問題なのですが、
要するに、
「今シーズンは、昨シーズンの80%しか池入れしません」
と言っているわけです。
ちょっと、まてよ
昨シーズン(2013-2014年)は下記の通り、
近年の中では、シラスがよく捕れた年です。
◆近年の池入れ量(ニホンウナギ)
・2004-2005年…18.8トン
・2005-2006年…29.2トン
・2006-2007年…25.1トン
・2007-2008年…21.7トン
・2008-2009年…28.9トン
・2009-2010年…19.9トン
・2010-2011年…21.8トン
・2011-2012年…15.9トン
・2012-2013年…12.6トン
・2013-2014年…27.0トン
・2014-2015年…前年の80%(21.6トン)
分かりますよね。
3年前は15.9トン、2年前は12.6トンしか池入れできないほど不漁だったんです。
だから、保護策を考えることになったわけですね。
なのにですよ
ちょっと良く捕れた昨シーズン(27トン池入れ)を基準にして「80%に減らす」と言っている訳です。
昨シーズンの80%=21.6トンです。
その前年や、前々年の数字からしてみれば、
制限しないのと同じです。
本気で保護する気あるんでしょうかね?
せめて、過去3年なり、過去5年なりの平均値を基準にせな、いかんでしょ。
ウナギに限らず、どんな魚種に対しても
いつまでたっても「取り尽くし漁業」を是正できない日本の水産行政。
またかよ… って感じですね。
ぶんや
水産庁が9月17日に
「中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署の、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類の保存及び管理に関する共同声明」
を発表しました。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/unagi.html
ちょっと、おかしいでしょ…
誤魔化しか?
と思う内容があるので、ご紹介しましょう。
共同声明には次のように書かれています。(抜粋)
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中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署(以下「当事者」という。)は、
ニホンウナギのシラスウナギの漁獲が、中長期的に減少していること、及び、その減少は生息地/環境の劣化、海洋学的変化及び過剰漁獲によって引き起こされていると推定されることを認識し、
ニホンウナギは、それが回遊する東アジア地域の沿岸域において共通の資源として利用されてきていること、並びに回遊する性質ゆえにその保存及び管理は地域的な協力が必要であることを認識し、
ニホンウナギのシラスウナギの供給減少は、その他の関連するうなぎ類の東アジア地域における養殖につながり、この現象がそれらの資源に悪影響を与える可能性があることを考慮し、
いくつかの当事者が、関係当局との協力の下、シラスウナギの輸出を制限する措置をとっているにもかかわらず、膨大な量のシラスウナギが中華人民共和国、日本国、大韓民国及びチャイニーズ・タイペイの間で引き続き取引されていると思われることを憂慮し、
以下の共通の見解に達した。
第1 うなぎ類資源の保存及び管理
当事者は、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類資源の保存及び管理のための措置に関し、以下の点について協力を行う。
(1)天然水域から採捕したシラスウナギ及び稚うなぎ(以下この第1において「うなぎ種苗」という。)の養殖池への池入れを制限する活動
(a) ニホンウナギについて、2014-2015年池入れシーズン(2014年11月1日~2015年10月31日)のうなぎ種苗の池入れ量は、2013-2014年池入れシーズン(2013年11月1日~2014年10月31日)の池入れ量の80%を超えないものとする。2015-2016年池入れシーズン(2015年11月1日~2016年10月31日)及びその後は、シラスウナギの採捕量その他の要因を考慮しつつ決定される。
(b) その他の関連するうなぎ類について、各当事者はうなぎ種苗の池入れ量を最近の水準(過去三年間)よりも増やさないようにするための全ての可能な措置をとる。
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赤字の部分が問題なのですが、
要するに、
「今シーズンは、昨シーズンの80%しか池入れしません」
と言っているわけです。
ちょっと、まてよ
昨シーズン(2013-2014年)は下記の通り、
近年の中では、シラスがよく捕れた年です。
◆近年の池入れ量(ニホンウナギ)
・2004-2005年…18.8トン
・2005-2006年…29.2トン
・2006-2007年…25.1トン
・2007-2008年…21.7トン
・2008-2009年…28.9トン
・2009-2010年…19.9トン
・2010-2011年…21.8トン
・2011-2012年…15.9トン
・2012-2013年…12.6トン
・2013-2014年…27.0トン
・2014-2015年…前年の80%(21.6トン)
分かりますよね。
3年前は15.9トン、2年前は12.6トンしか池入れできないほど不漁だったんです。
だから、保護策を考えることになったわけですね。
なのにですよ
ちょっと良く捕れた昨シーズン(27トン池入れ)を基準にして「80%に減らす」と言っている訳です。
昨シーズンの80%=21.6トンです。
その前年や、前々年の数字からしてみれば、
制限しないのと同じです。
本気で保護する気あるんでしょうかね?
せめて、過去3年なり、過去5年なりの平均値を基準にせな、いかんでしょ。
ウナギに限らず、どんな魚種に対しても
いつまでたっても「取り尽くし漁業」を是正できない日本の水産行政。
またかよ… って感じですね。
ぶんや
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水産行政の動き
うな研管理人
2014-09-20T10:54:15+09:00
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『ウナギと日本人』
https://unakenb.boo-log.com/e274158.html
昨晩、本屋の自然科学コーナーへ行くと
『ウナギと日本人』という本がありました。
初版発行が2014年6月30日とありますから、
出たばかりですね。
出版社は河出書房新社。 税別1600円です。
所持金1800円だったのに、買っちゃいました。
著者は元・共同通信記者で、民俗研究者の筒井功さん。
「はじめに」の最後に、こう書いています。
「 ── 日本でも諸外国でも、資源は無限のように見えた時代から、ここに至るまで半世紀も経っていない。その急変の原因は、おおかた日本人にあるといっても過言ではないだろう。本書は必ずしも、ウナギの捕獲や取引を規制すべきだとの立場には立っていない。ただ、ウナギをめぐって、とくに第2次大戦後、何が起きたのか知りたいと思ったことが取材・執筆の動機であり、内容もおのずと、その辺が主になっている。ウナギをめぐる日本戦後史、といってよいかもしれない ── 」
まだ3分の1くらいしか読んでいないのですが、
シラスウナギ漁や養鰻業界のわかりにくい部分がわかり、面白い本です。日本人が何をしてきたのかを知るには良い本だと思います。
目次は以下の写真の通りです。
お勧めですよ。
昨晩、本屋の自然科学コーナーへ行くと
『ウナギと日本人』という本がありました。
初版発行が2014年6月30日とありますから、
出たばかりですね。
出版社は河出書房新社。 税別1600円です。
所持金1800円だったのに、買っちゃいました。
著者は元・共同通信記者で、民俗研究者の筒井功さん。
「はじめに」の最後に、こう書いています。
「 ── 日本でも諸外国でも、資源は無限のように見えた時代から、ここに至るまで半世紀も経っていない。その急変の原因は、おおかた日本人にあるといっても過言ではないだろう。本書は必ずしも、ウナギの捕獲や取引を規制すべきだとの立場には立っていない。ただ、ウナギをめぐって、とくに第2次大戦後、何が起きたのか知りたいと思ったことが取材・執筆の動機であり、内容もおのずと、その辺が主になっている。ウナギをめぐる日本戦後史、といってよいかもしれない ── 」
まだ3分の1くらいしか読んでいないのですが、
シラスウナギ漁や養鰻業界のわかりにくい部分がわかり、面白い本です。日本人が何をしてきたのかを知るには良い本だと思います。
目次は以下の写真の通りです。
お勧めですよ。
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書籍
うな研管理人
2014-06-16T06:38:28+09:00
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日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか
https://unakenb.boo-log.com/e273934.html
日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか
勝川俊雄公式サイト
http://katukawa.com/?p=5671
を読むと分かりやすいです。
最後の「まとめ」も笑えた。
↓
----------------------------
まとめ
取材先と典型的なコメントをまとめるとこんな感じ
チェーン店 「規制されると高くなって困る」
専門店「困ったけど、規制は仕方が無い」
ウナギ専門家「ウナギ資源、まじヤバい。保全のための強力な取り組みが必要」
水産庁「資源は長期減少傾向で、危機的な状況」
どこに取材するかで、どういう記事になるかが決まるような感じですね。売ってなんぼの、大量消費が招いた悲劇という気がします。
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日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか
勝川俊雄公式サイト
http://katukawa.com/?p=5671
を読むと分かりやすいです。
最後の「まとめ」も笑えた。
↓
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まとめ
取材先と典型的なコメントをまとめるとこんな感じ
チェーン店 「規制されると高くなって困る」
専門店「困ったけど、規制は仕方が無い」
ウナギ専門家「ウナギ資源、まじヤバい。保全のための強力な取り組みが必要」
水産庁「資源は長期減少傾向で、危機的な状況」
どこに取材するかで、どういう記事になるかが決まるような感じですね。売ってなんぼの、大量消費が招いた悲劇という気がします。
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真面目な報道
うな研管理人
2014-06-14T09:34:37+09:00
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ワシントン条約での規制は
https://unakenb.boo-log.com/e273932.html
ウナギ資源・食文化の持続性のためには、ワシントン条約での規制を歓迎すべきという視点で書かれています。
その通りだと思います
ぶんや
↓
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勝川俊雄公式サイト
http://katukawa.com/?p=5659
ウナギを食べ続けたいなら、ワシントン条約を歓迎すべきである
ニホンウナギがIUCNの絶滅危惧種に指定されて、ワシントン条約で規制される可能性が高まってきた。日本のメディアは、「ウナギの値段が高くなる」と危機感を煽っているの だが、本当にそうだろうか。そもそもウナギが高くなったのは、十分な規制が無いまま漁獲が拡大し、日本人が食べ尽くしてしまったからである。つまり、無規 制の結果なのだ。無規制の状態が今後も続けば、漁獲は更に減少し、値段は高くなるだろう。もし、ウナギ資源・食文化の存続には、何らかの規制が必要なのは 明白である。
ワシントン条約でウナギが食べられなくなるのか?
ワシントン条約には、付属書I、II、IIIがある。
付属書Iは本当に危機的な状況にある種(ジャイアントパンダやゴリラなど)を守るための枠組みで、学術目的以外の輸出入は原則禁止。ということで、ここに カテゴライズされると、輸入ウナギは食べられなくなるだろう。しかし、ニホンウナギがいきなり付属書Iに掲載されるとは考えづらい。ニホンウナギが掲載さ れるとしたら付属書IIだろう。ヨーロッパウナギも付属書IIだ。ワシントン条約の付属書IIに掲載されると、輸出には輸出国の許可書が必要になる。逆に 言うと、輸出国政府の許可書があれば、自由に貿易できるのだ。
付属書IIに掲載されても、輸出国政府が、正当に捕獲されたと認定して、輸出許可書を発行すれば輸出できる。フランスはシラスウナギの捕獲 を行っているし、今でも輸出している。それらが中国を経由して、日本に大量に入ってきている。ワシントン条約で規制されると、ヨーロッパウナギが食べられ なくなると煽ったメディアの報道は不正確だったのだ。
付属書IIの効果は、政府が許可しない密漁品の貿易を抑制することである。河口に集まるシラスウナギは、素人でも捕獲ができる。その上、単 価が高いので、ブラックマーケットが形成されやすい。付属書IIに掲載されたら、違法に漁獲されたシラスウナギは出荷しづらくなる。つまり、各国政府が連 携をして、密漁を予防しやすくなるのである。ワシントン条約付属書IIに掲載されれば、日本に入ってくる違法漁獲ウナギは大幅に減るだろう。それによっ て、一時的に価格は上がるかもしれない。違法操業が減ることで、ウナギ資源の保全が大きく前進するなら、長い目で見ればそっちの方が良いに決まっている。 「値段が高くなるからワシントン条約付属書IIに反対」という主張は、「違法漁獲されたウナギを安く食べられればそれで良い」といっているようなものであ る。
ワシントン条約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
ントン条約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
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ウナギ資源・食文化の持続性のためには、ワシントン条約での規制を歓迎すべきという視点で書かれています。
その通りだと思います
ぶんや
↓
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勝川俊雄公式サイト
http://katukawa.com/?p=5659
ウナギを食べ続けたいなら、ワシントン条約を歓迎すべきである
ニホンウナギがIUCNの絶滅危惧種に指定されて、ワシントン条約で規制される可能性が高まってきた。日本のメディアは、「ウナギの値段が高くなる」と危機感を煽っているの だが、本当にそうだろうか。そもそもウナギが高くなったのは、十分な規制が無いまま漁獲が拡大し、日本人が食べ尽くしてしまったからである。つまり、無規 制の結果なのだ。無規制の状態が今後も続けば、漁獲は更に減少し、値段は高くなるだろう。もし、ウナギ資源・食文化の存続には、何らかの規制が必要なのは 明白である。
ワシントン条約でウナギが食べられなくなるのか?
ワシントン条約には、付属書I、II、IIIがある。
付属書Iは本当に危機的な状況にある種(ジャイアントパンダやゴリラなど)を守るための枠組みで、学術目的以外の輸出入は原則禁止。ということで、ここに カテゴライズされると、輸入ウナギは食べられなくなるだろう。しかし、ニホンウナギがいきなり付属書Iに掲載されるとは考えづらい。ニホンウナギが掲載さ れるとしたら付属書IIだろう。ヨーロッパウナギも付属書IIだ。ワシントン条約の付属書IIに掲載されると、輸出には輸出国の許可書が必要になる。逆に 言うと、輸出国政府の許可書があれば、自由に貿易できるのだ。
付属書IIに掲載されても、輸出国政府が、正当に捕獲されたと認定して、輸出許可書を発行すれば輸出できる。フランスはシラスウナギの捕獲 を行っているし、今でも輸出している。それらが中国を経由して、日本に大量に入ってきている。ワシントン条約で規制されると、ヨーロッパウナギが食べられ なくなると煽ったメディアの報道は不正確だったのだ。
付属書IIの効果は、政府が許可しない密漁品の貿易を抑制することである。河口に集まるシラスウナギは、素人でも捕獲ができる。その上、単 価が高いので、ブラックマーケットが形成されやすい。付属書IIに掲載されたら、違法に漁獲されたシラスウナギは出荷しづらくなる。つまり、各国政府が連 携をして、密漁を予防しやすくなるのである。ワシントン条約付属書IIに掲載されれば、日本に入ってくる違法漁獲ウナギは大幅に減るだろう。それによっ て、一時的に価格は上がるかもしれない。違法操業が減ることで、ウナギ資源の保全が大きく前進するなら、長い目で見ればそっちの方が良いに決まっている。 「値段が高くなるからワシントン条約付属書IIに反対」という主張は、「違法漁獲されたウナギを安く食べられればそれで良い」といっているようなものであ る。
ワシントン条約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
ントン条約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
約付属書IIに効果はあるか
ニホンウナギ資源の存続にとって、付属書IIの規制は無いよりはあった方がよいのだけど、その実効性は漁獲国の政府が十分な規制をするかど うかにかかっている。輸出国政府がバンバン輸出許可書を発行した場合、ワシントン条約付属書IIは意味が無くなる。日本・中国・台湾は、「余所がやらない なら、うちもやらない」といって、単独で実効性のある厳しい規制を導入することはないだろう。現状では付属書IIの影響は極めて限定的だろう。ワシントン 条約付属書IIが意味を持つには、日中台で連携してウナギ資源を管理するための枠組みが必要である。
今後、国際的な資源管理の枠組みをつくらなければならないのだが、仮に枠組みが出来たとしても、漁獲規制に強制力が伴わなければ、単なる努力目標で終わる。現状では、強制力をもった貿易規制の枠組みは、ワシントン条約ぐらいしかないので、これを活用しない手は無い。
ワシントン条約付属書IIへの掲載がきっかけとなり、日中台で資源管理の枠組み作りが進めば良いと思う。そして、ワシントン条約を利用し て、違法漁獲を押さえ込み、持続的な漁業を実現していくのが、ウナギ資源・食文化が存続するためのわずかな希望である。逆に、今回、ワシントン条約に掲載 されずに、各国が問題の先送りを選択したばあい、ニホンウナギは取り返しの付かない事態になりかねない。
ワシントン条約で規制の網がかけられるかどうかは、ウナギ資源の未来に重大な意味をもつ。我々日本人が、今考えるべきことは、今年の土用の 丑にウナギの値段が上がるか下がるかでは無く、鰻丼というすばらしい食文化を支えてきたウナギ資源をどうやって救うことが出来るかである。日本のマスメ ディアには、ワシントン条約の意味を理解した上で、ウナギ資源・食文化の持続性に対して責任のある記事を書いて欲しいと切に願う。
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真面目な報道
うな研管理人
2014-06-14T09:27:40+09:00
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報道がまともになってきたかな
https://unakenb.boo-log.com/e273928.html
国内での絶滅危惧種指定のときは、蒲焼きの視点に立った不真面目な報道が多かったですが
今回の国際的な絶滅危惧種指定では、そうした不真面目な報道が少ないみたいですね。
これで国民の意識が少しは変わるといいですね。
ぶんや
これは朝日デジタル
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朝日デジタル 2014年6月13日05時29分
「年数回のぜいたくが…」 ニホンウナギが絶滅危惧種に
日本人の食文化に定着しているニホンウナギが絶滅の瀬戸際に追い込まれている。国際自然保護連合(IUCN)は、12日に発表した「レッドリスト」の最新版で、絶滅危惧種として掲載した。保護を求める声は世界的に強まりそうだ。
IUCNが科学的に確かめたところ、3世代(30年間)の個体数減少が50%以上という基準などにあてはまったことから判定した。原因としては、乱獲や生息地の環境悪化、海の回遊ルートの障害、海流変化などを指摘した。
評価に携わった中央大の海部健三助教(保全生態学)は「もっと早く掲載されてもおかしくなかった。保全しなければいけない、という方向につながっていくことを望む」と話した。
IUCNレッドリストは、「絶滅」から「軽度懸念」「情報不足」まで8段階に分類している。そのうち「絶滅危惧」は3段階あり、ニホンウナギは中間の「絶滅危惧1B類」とされた。全体の中では、上から4段階目。「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」という分類だ。
ウナギ類は今回、再評価を含めて12種がリストに並び、うち3種が絶滅危惧種となった。
ニホンウナギは、養殖ウナギもすべて天然の稚魚から育てられている。太平洋のマリアナ海溝近くで産卵し、稚魚が黒潮に乗って日本や中国、韓国、台湾付近へやってくる。稚魚や親ウナギの漁獲量は、黒潮の流れによって年ごとの変動はあるものの、長期的には激減している。
絶滅危惧種とされても、輸出入や食べることの禁止には直接結びつかない。ただ、危機にある種だと広く認められるため、野生生物の国際取引に関するワシントン条約で規制対象になる可能性が高まる。将来的に稚魚やかば焼きの輸入が制限される事態も予想される。
■世界の7割、日本人の胃袋へ
世界のウナギの7割は日本人の胃袋に収まっていると言われる。1990年代から日本で大量に消費されたヨーロッパウナギは6年前に絶滅危惧種とされ、ニホンウナギが続いた。資源を回復させる試みは始まったばかりだ。
ウナギ稚魚の国内漁獲量は半世紀前は年200トン以上あったが、2012年までの3年間、年3~6トンと過去最低水準が続き、13年はさらに減少。今年は5年ぶりに回復しているが「過去に比べると低水準で引き続き右肩下がりで減少している」(水産庁)という。
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これは毎日
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ニホンウナギ:国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定
政府機関や科学者らで作る「国際自然保護連合」(IUCN、本部・スイス)は12日、絶滅の恐れがある生き物を掲載する最新のレッドリストを公表し、日本人の食生活になじみが深いニホンウナギを絶滅危惧種に指定した。漁獲禁止などの法的拘束力はないが、今後、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約の保護対象となる可能性がある。
IUCNはウナギ類8種を新たに評価。ニホンウナギを「個体数は30年間で少なくとも50%以上減った」として絶滅危惧種のうち2番目にリスクの高い「絶滅危惧1B類」に分類した。
危機をもたらした要因として、生息地の損失▽乱獲▽回遊ルートの障害と汚染▽海流変化−−を列挙。ニホンウナギの減少が、東南アジアを原産地とするビカーラウナギなど異種のウナギの取引増加を招いているとし、ビカーラウナギも準絶滅危惧種に指定した。
農林水産省によると、国内の養殖用の稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は1963年の232トンをピークに2012年はわずか3トンまで落ち込んだ。天然ウナギの漁獲量も61年の3387トンに比べ12年は165トン。激減した国産シラスウナギを補うため、近年は約半数を中国などからの輸入に頼っている。
環境省は昨年2月、ニホンウナギを「近い将来に野生での絶滅の危険性が高い」とする絶滅危惧1B類に指定したが、今回の指定によって世界から保全を求める声が高まることは必至だ。また、レッドリストはワシントン条約の保護対象を決める科学的根拠となるため、16年に開かれる同条約会合で、輸出国の許可を義務づけるなどの新たな規制が検討される可能性がある。
評価した専門家グループのマシュー・ゴロック委員長は発表文で「ニホンウナギの状況は非常に懸念される。ウナギ類の保全に向けて優先的に取り組まなければならない」と指摘した。
レッドリストには、キツネザル類の94%や温帯に分布するランの仲間「アツモリソウ属」の80%なども絶滅危惧種として掲載された。生息状況を調べた7万3686種の30%に当たる2万2103種が絶滅危惧種となった。【阿部周一】
◇ニホンウナギ
世界で19種いるウナギの一種。日本や朝鮮半島南部、中国など東アジアの温帯・亜熱帯地域に広く分布する。産卵場はマリアナ諸島沖で、ふ化した子魚は北赤道海流、黒潮に乗って回遊するうちに稚魚「シラスウナギ」となり、さらに河川をさかのぼって成魚になる。産卵期に再び海に出る。
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国内での絶滅危惧種指定のときは、蒲焼きの視点に立った不真面目な報道が多かったですが
今回の国際的な絶滅危惧種指定では、そうした不真面目な報道が少ないみたいですね。
これで国民の意識が少しは変わるといいですね。
ぶんや
これは朝日デジタル
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朝日デジタル 2014年6月13日05時29分
「年数回のぜいたくが…」 ニホンウナギが絶滅危惧種に
日本人の食文化に定着しているニホンウナギが絶滅の瀬戸際に追い込まれている。国際自然保護連合(IUCN)は、12日に発表した「レッドリスト」の最新版で、絶滅危惧種として掲載した。保護を求める声は世界的に強まりそうだ。
IUCNが科学的に確かめたところ、3世代(30年間)の個体数減少が50%以上という基準などにあてはまったことから判定した。原因としては、乱獲や生息地の環境悪化、海の回遊ルートの障害、海流変化などを指摘した。
評価に携わった中央大の海部健三助教(保全生態学)は「もっと早く掲載されてもおかしくなかった。保全しなければいけない、という方向につながっていくことを望む」と話した。
IUCNレッドリストは、「絶滅」から「軽度懸念」「情報不足」まで8段階に分類している。そのうち「絶滅危惧」は3段階あり、ニホンウナギは中間の「絶滅危惧1B類」とされた。全体の中では、上から4段階目。「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」という分類だ。
ウナギ類は今回、再評価を含めて12種がリストに並び、うち3種が絶滅危惧種となった。
ニホンウナギは、養殖ウナギもすべて天然の稚魚から育てられている。太平洋のマリアナ海溝近くで産卵し、稚魚が黒潮に乗って日本や中国、韓国、台湾付近へやってくる。稚魚や親ウナギの漁獲量は、黒潮の流れによって年ごとの変動はあるものの、長期的には激減している。
絶滅危惧種とされても、輸出入や食べることの禁止には直接結びつかない。ただ、危機にある種だと広く認められるため、野生生物の国際取引に関するワシントン条約で規制対象になる可能性が高まる。将来的に稚魚やかば焼きの輸入が制限される事態も予想される。
■世界の7割、日本人の胃袋へ
世界のウナギの7割は日本人の胃袋に収まっていると言われる。1990年代から日本で大量に消費されたヨーロッパウナギは6年前に絶滅危惧種とされ、ニホンウナギが続いた。資源を回復させる試みは始まったばかりだ。
ウナギ稚魚の国内漁獲量は半世紀前は年200トン以上あったが、2012年までの3年間、年3~6トンと過去最低水準が続き、13年はさらに減少。今年は5年ぶりに回復しているが「過去に比べると低水準で引き続き右肩下がりで減少している」(水産庁)という。
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これは毎日
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ニホンウナギ:国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定
政府機関や科学者らで作る「国際自然保護連合」(IUCN、本部・スイス)は12日、絶滅の恐れがある生き物を掲載する最新のレッドリストを公表し、日本人の食生活になじみが深いニホンウナギを絶滅危惧種に指定した。漁獲禁止などの法的拘束力はないが、今後、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約の保護対象となる可能性がある。
IUCNはウナギ類8種を新たに評価。ニホンウナギを「個体数は30年間で少なくとも50%以上減った」として絶滅危惧種のうち2番目にリスクの高い「絶滅危惧1B類」に分類した。
危機をもたらした要因として、生息地の損失▽乱獲▽回遊ルートの障害と汚染▽海流変化−−を列挙。ニホンウナギの減少が、東南アジアを原産地とするビカーラウナギなど異種のウナギの取引増加を招いているとし、ビカーラウナギも準絶滅危惧種に指定した。
農林水産省によると、国内の養殖用の稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は1963年の232トンをピークに2012年はわずか3トンまで落ち込んだ。天然ウナギの漁獲量も61年の3387トンに比べ12年は165トン。激減した国産シラスウナギを補うため、近年は約半数を中国などからの輸入に頼っている。
環境省は昨年2月、ニホンウナギを「近い将来に野生での絶滅の危険性が高い」とする絶滅危惧1B類に指定したが、今回の指定によって世界から保全を求める声が高まることは必至だ。また、レッドリストはワシントン条約の保護対象を決める科学的根拠となるため、16年に開かれる同条約会合で、輸出国の許可を義務づけるなどの新たな規制が検討される可能性がある。
評価した専門家グループのマシュー・ゴロック委員長は発表文で「ニホンウナギの状況は非常に懸念される。ウナギ類の保全に向けて優先的に取り組まなければならない」と指摘した。
レッドリストには、キツネザル類の94%や温帯に分布するランの仲間「アツモリソウ属」の80%なども絶滅危惧種として掲載された。生息状況を調べた7万3686種の30%に当たる2万2103種が絶滅危惧種となった。【阿部周一】
◇ニホンウナギ
世界で19種いるウナギの一種。日本や朝鮮半島南部、中国など東アジアの温帯・亜熱帯地域に広く分布する。産卵場はマリアナ諸島沖で、ふ化した子魚は北赤道海流、黒潮に乗って回遊するうちに稚魚「シラスウナギ」となり、さらに河川をさかのぼって成魚になる。産卵期に再び海に出る。
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普通の報道
うな研管理人
2014-06-14T09:13:54+09:00
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「厳しい時代来るかも」
https://unakenb.boo-log.com/e273926.html
産経ニュース
2014.6.12 12:17
「厳しい時代来るかも」 養殖産地の愛知、静岡
国際自然保護連合(IUCN)が12日、レッドリストでニホンウナギを絶滅危惧種に分類したことに、ウナギ産地として知られる愛知、静岡両県の関係者から影響を懸念する声が相次いだ。昨年の養殖ウナギ生産量が3140トンと鹿児島県に続き全国2位の愛知県。同県養鰻漁業者協会の鵜殿健治会長(66)は「残念だが評価は法的な拘束力がないので、現段階では影響はないと思う」と冷静に受けとめる一方、「消費者はもちろん、業者にとっても厳しい時代が来るかもしれない」と危機感を口にした。
ウナギを使った名古屋名物ひつまぶしの老舗「錦三丁目いば昇」(名古屋市中区)の店主、木村知正さん(72)は「ある程度は規制の議論が高まっても仕方がない。日本には中国産が大量に出回っているが、安く買える状況は変わらざるを得ない」と語った。
静岡県は養殖ウナギの生産量が全国4位。静岡うなぎ漁業協同組合の総務部長工藤裕和さん(42)は「このままだとウナギが食べられなくなる」と懸念を示した。
2014.6.12 12:17
「厳しい時代来るかも」 養殖産地の愛知、静岡
国際自然保護連合(IUCN)が12日、レッドリストでニホンウナギを絶滅危惧種に分類したことに、ウナギ産地として知られる愛知、静岡両県の関係者から影響を懸念する声が相次いだ。昨年の養殖ウナギ生産量が3140トンと鹿児島県に続き全国2位の愛知県。同県養鰻漁業者協会の鵜殿健治会長(66)は「残念だが評価は法的な拘束力がないので、現段階では影響はないと思う」と冷静に受けとめる一方、「消費者はもちろん、業者にとっても厳しい時代が来るかもしれない」と危機感を口にした。
ウナギを使った名古屋名物ひつまぶしの老舗「錦三丁目いば昇」(名古屋市中区)の店主、木村知正さん(72)は「ある程度は規制の議論が高まっても仕方がない。日本には中国産が大量に出回っているが、安く買える状況は変わらざるを得ない」と語った。
静岡県は養殖ウナギの生産量が全国4位。静岡うなぎ漁業協同組合の総務部長工藤裕和さん(42)は「このままだとウナギが食べられなくなる」と懸念を示した。
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普通の報道
うな研管理人
2014-06-14T09:04:37+09:00
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ワシントン条約では?
https://unakenb.boo-log.com/e273925.html
読売オンライン 2014年06月12日 12時59分
国際自然保護連合(IUCN)は12日、野生生物が絶滅する恐れの程度を評価した「レッドリスト」で、不漁が続くニホンウナギを絶滅危惧種に指定したと発表した。
レッドリストに法的拘束力はなく、直ちに捕獲や消費が制限されることはないが、今後、国際取引の規制につながれば、日本の食卓に影響が出る可能性がある。
IUCNのレッドリストは世界で最も権威があるとされ、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約で対象種を検討する際の重要な判断材料になる。次回の締約国会議は2016年。林農相は12日、報道陣に「資源管理を加速させたい」と語った。
ニホンウナギの評価は、3ランクある絶滅危惧種で2番目に深刻度が高い「絶滅危惧1B類」。一つの生物が最近3世代で50%以上減少したと推定されるケースで、「近い将来に野生で絶滅する危険性が高い」ことを示す。IUCNは漁獲量データや生態に関する最新の研究結果に基づき、これに該当すると判断した。
読売オンライン 2014年06月12日 12時59分
国際自然保護連合(IUCN)は12日、野生生物が絶滅する恐れの程度を評価した「レッドリスト」で、不漁が続くニホンウナギを絶滅危惧種に指定したと発表した。
レッドリストに法的拘束力はなく、直ちに捕獲や消費が制限されることはないが、今後、国際取引の規制につながれば、日本の食卓に影響が出る可能性がある。
IUCNのレッドリストは世界で最も権威があるとされ、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約で対象種を検討する際の重要な判断材料になる。次回の締約国会議は2016年。林農相は12日、報道陣に「資源管理を加速させたい」と語った。
ニホンウナギの評価は、3ランクある絶滅危惧種で2番目に深刻度が高い「絶滅危惧1B類」。一つの生物が最近3世代で50%以上減少したと推定されるケースで、「近い将来に野生で絶滅する危険性が高い」ことを示す。IUCNは漁獲量データや生態に関する最新の研究結果に基づき、これに該当すると判断した。]]>
普通の報道
うな研管理人
2014-06-14T09:00:49+09:00
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ウナギは水面の餌も食べる
https://unakenb.boo-log.com/e273865.html
ウナギは捕食のために、
水面まで浮上してくることも珍しくないようです。
外来魚の調査で水面にハエナワを仕掛けることがあるのですが、
ときどきウナギが掛かるのです。
ふつうは60〜70センチクラスですが、
今週掛かったのはこんな大物。
約85センチ・1.74㎏。
長さはそこそこですが、極太です。
ハエナワを仕掛けたのはダム下の止水。
水深は3m以上あるような場所ですよ。
餌はアユの切り身です。
生きエサだと、あまり水面では掛かりません。
捕食がヘタだからでしょうかね。
水槽で見ていても、
上で泳いでいる小魚を補食するのはヘタですもん。
ぶんや
ウナギは捕食のために、
水面まで浮上してくることも珍しくないようです。
外来魚の調査で水面にハエナワを仕掛けることがあるのですが、
ときどきウナギが掛かるのです。
ふつうは60〜70センチクラスですが、
今週掛かったのはこんな大物。
約85センチ・1.74㎏。
長さはそこそこですが、極太です。
ハエナワを仕掛けたのはダム下の止水。
水深は3m以上あるような場所ですよ。
餌はアユの切り身です。
生きエサだと、あまり水面では掛かりません。
捕食がヘタだからでしょうかね。
水槽で見ていても、
上で泳いでいる小魚を補食するのはヘタですもん。
ぶんや
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釣りで気づいた
うな研管理人
2014-06-13T18:26:11+09:00
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ニホンウナギが国際版レッドリストに
https://unakenb.boo-log.com/e273745.html
ニホンウナギが、やはり
国際的にも絶滅危惧種に指定されました。
日本国民は、このことを、きちんと認識しなければなりません。
ぶんや
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ニホンウナギを絶滅危惧種に指定
国際版レッドリスト
朝日新聞デジタル 6月12日(木)9時25分配信
国際自然保護連合(IUCN、本部スイス)は12日、絶滅の危機にある生物の情報を載せた「レッドリスト」の最新版を発表し、ニホンウナギを絶滅危惧種 に指定した。環境省がまとめる日本版では昨年指定されており、今回で、国際的にも保護が必要な種と認定されたことになる。
国際自然保護連合(IUCN)レッドリストの分類
IUCNレッドリストは、生物の生息状況や個体数減少の原因などを科学的に検証したうえで、「絶滅」から「軽度懸念」「情報不足」まで8段階に分類して いる。そのうち「絶滅危惧」は3段階あり、ニホンウナギは中間の「絶滅危惧1B類」とされた。危機がより強い1A類ほどではないが、「近い将来、野生での 絶滅の危険性が高い」という分類だ。
ニホンウナギは、太平洋のマリアナ海溝近くで産卵し、稚魚が黒潮に沿って日本や中国、韓国、台湾付近へやってくる。稚魚や親ウナギの漁獲量は、黒潮の流 れによって年ごとの変動はあるものの、長期的には激減している。半世紀あまり前は、稚魚の漁獲量は年200トン以上あったが、2012年は3トン、11年 は5トン、10年は6トンだった。天然の親ウナギも1978年まで年2千~3千トン台の漁獲があったが、2012年は165トン。IUCNは、乱獲や生息 地の環境悪化、海の回遊ルートの障害、汚染、海流変化などを判断の理由として挙げた。
絶滅危惧種とされても、輸出入や食べることの禁止には直接結びつかない。ただ、危機にある種だと広く認められるため、野生生物の国際取引に関するワシントン条約で規制対象になる可能性が高まる。将来的に稚魚やかば焼きの輸入が制限される可能性もある。(神田明美)
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ニホンウナギが、やはり
国際的にも絶滅危惧種に指定されました。
日本国民は、このことを、きちんと認識しなければなりません。
ぶんや
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ニホンウナギを絶滅危惧種に指定
国際版レッドリスト
朝日新聞デジタル 6月12日(木)9時25分配信
国際自然保護連合(IUCN、本部スイス)は12日、絶滅の危機にある生物の情報を載せた「レッドリスト」の最新版を発表し、ニホンウナギを絶滅危惧種 に指定した。環境省がまとめる日本版では昨年指定されており、今回で、国際的にも保護が必要な種と認定されたことになる。
国際自然保護連合(IUCN)レッドリストの分類
IUCNレッドリストは、生物の生息状況や個体数減少の原因などを科学的に検証したうえで、「絶滅」から「軽度懸念」「情報不足」まで8段階に分類して いる。そのうち「絶滅危惧」は3段階あり、ニホンウナギは中間の「絶滅危惧1B類」とされた。危機がより強い1A類ほどではないが、「近い将来、野生での 絶滅の危険性が高い」という分類だ。
ニホンウナギは、太平洋のマリアナ海溝近くで産卵し、稚魚が黒潮に沿って日本や中国、韓国、台湾付近へやってくる。稚魚や親ウナギの漁獲量は、黒潮の流 れによって年ごとの変動はあるものの、長期的には激減している。半世紀あまり前は、稚魚の漁獲量は年200トン以上あったが、2012年は3トン、11年 は5トン、10年は6トンだった。天然の親ウナギも1978年まで年2千~3千トン台の漁獲があったが、2012年は165トン。IUCNは、乱獲や生息 地の環境悪化、海の回遊ルートの障害、汚染、海流変化などを判断の理由として挙げた。
絶滅危惧種とされても、輸出入や食べることの禁止には直接結びつかない。ただ、危機にある種だと広く認められるため、野生生物の国際取引に関するワシントン条約で規制対象になる可能性が高まる。将来的に稚魚やかば焼きの輸入が制限される可能性もある。(神田明美)
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環境行政の動き
普通の報道
うな研管理人
2014-06-12T16:53:05+09:00
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親ウナギの大半は海ウナギ
https://unakenb.boo-log.com/e272779.html
魚の頭部にある耳石(じせき)の輪紋を数えると、日齢や年齢を知ることができることはよく知られています。さらに、この耳石を細かく分析すると、その魚が海で暮らしていた期間や、その後、淡水で暮らしていた期間も分かります。
耳石は「カルシウム」質の硬組織ですが、海に棲んでいると、海水に多く含まれている「ストロンチウム」(淡水にはほとんど無い)が蓄積されます。カルシウムとストロンチウムの化学的な性質が似ており、置き換わって蓄積するのです。
(たしか、そうだったと思います(^_^;)
ですから、耳石のある部分のカルシウムとストロンチウムの比を調べることで、ある時期に、海水・汽水・炭水のどこに棲んでいたのか分かるのです。履歴書みたいなものですね。
ここからが本題
日本から産卵回遊に旅立った銀ウナギを各地から集めて、耳石から回遊履歴を調べると、500尾中、なんと、「川ウナギ」は80尾(16%)しか含まれていなかったそうです。
つまり、産卵にむかう親ウナギの84%は「海ウナギ」と「汽水ウナギ」だったということです。
少ない調査事例ですので、ホントにウナギ全体がそうなのかは、断定できません。もしそうだとしても、もともとそういう比率だったのか、それとも、川ウナギが激減してそうなったのかは、分かりません。
でも、おもしろい調査データですよね。
魚の頭部にある耳石(じせき)の輪紋を数えると、日齢や年齢を知ることができることはよく知られています。さらに、この耳石を細かく分析すると、その魚が海で暮らしていた期間や、その後、淡水で暮らしていた期間も分かります。
耳石は「カルシウム」質の硬組織ですが、海に棲んでいると、海水に多く含まれている「ストロンチウム」(淡水にはほとんど無い)が蓄積されます。カルシウムとストロンチウムの化学的な性質が似ており、置き換わって蓄積するのです。
(たしか、そうだったと思います(^_^;)
ですから、耳石のある部分のカルシウムとストロンチウムの比を調べることで、ある時期に、海水・汽水・炭水のどこに棲んでいたのか分かるのです。履歴書みたいなものですね。
ここからが本題
日本から産卵回遊に旅立った銀ウナギを各地から集めて、耳石から回遊履歴を調べると、500尾中、なんと、「川ウナギ」は80尾(16%)しか含まれていなかったそうです。
つまり、産卵にむかう親ウナギの84%は「海ウナギ」と「汽水ウナギ」だったということです。
少ない調査事例ですので、ホントにウナギ全体がそうなのかは、断定できません。もしそうだとしても、もともとそういう比率だったのか、それとも、川ウナギが激減してそうなったのかは、分かりません。
でも、おもしろい調査データですよね。
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生態の研究報告
うな研管理人
2014-06-06T09:27:29+09:00
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平成25年2月
https://unakenb.boo-log.com/e270852.html
環境省は平成25年2月1日、第4次レッドリストの公表で、ニホンウナギを「情報不足」から「絶滅危惧IB類」へカテゴリー変更した。
その時の変更理由を、あらためて、ここに残しておこう。
ぶんや
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ニホンウナギには海域で一生を過ごす個体と、海域から河川に遡上し成長した後、産卵のため再び海域へ下る個体の存在が知られている。前回見直しでは、河川 に遡上する個体が産卵に寄与しているかなど、生態に関して不明な部分が多いことから情報不足(DD)と判断していた。
しかし、2012年5月にスコットラ ンドで開催された国際魚類学会で、九州大学を中心するグループの研究発表により、産卵場であるマリアナ海溝で捕獲されたニホンウナギ13個体すべてにおい て、河川感潮域に生息していた証拠となる汽水履歴が確認され、また淡水履歴がないものも4個体に限られることが明らかとなった。これにより河川へ遡上する 個体が産卵に大きく寄与していることが確かめられ、これに基づき改めて評価を行った。
ニホンウナギについては、農林水産省が公表している全国の主要な河川における天然ウナギの漁獲量データ(漁業・養殖業生産統計,1956年~)が存在す る。日本の河川に遡上する成熟個体数の総数及びその動向は不明であるが、この漁獲量データから少なくとも成熟個体数の変動は読み取れると考えられる。ウナ ギの成熟年齢は4-15年と考えられており、漁獲量データ(天然ウナギ)を基にした3世代(12-45年)の減少率は72~92%となる。
以上より3世代において、少なくとも50%以上は成熟個体が減少していると推定されることから、環境省レッドリストの判定基準の定量的要件A-2(過去 10年もしくは3世代の長い期間を通じて、50%以上の減少があったと推定される)に基づき、絶滅危惧IB類(EN)に選定した。
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環境省は、こうも言っています。
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ニホンウナギが新たに絶滅危惧種に選定されました
環境省では、平成25年2月に汽水・淡水魚類の新しいレッドリストを公表し、これまで生態に関して不明な部分が多いことから情報不足(DD)としていたニホンウナギを、初めて絶滅危惧IB類に選定しました。
ニホンウナギは、マリアナ諸島の西海域で産卵し、孵化した後、日本、台湾、中国などの河口部にシラスウナギとして到達。河川を遡上して親ウナギに成長します。養殖ウナギとは、シラスウナギを捕獲し、人工的に育てたもので、養殖とは言っても、天然のものに依存している状況です。
レッドリスト自体には捕獲禁止などの法的な拘束力はなく、選定されたことにより直ちに食べられなくなるということはありませんが、その保全を進めていくことは大切です。ニホンウナギの保全については、国による国際的な資源管理の枠組みの構築や、県による漁獲調整、研究者による生態調査や養殖技術の開発など、さまざまな主体により進められています。
日本人にとって身近な生きものであるニホンウナギにも絶滅のおそれが高まっている状況から、私たちは改めて生物多様性という自然の恵みの中で生きており、身近な自然を守り、共存していくことが重要であることを認識しなければなりません。
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そのとーり!
釣り人も認識しましょう。
環境省は平成25年2月1日、第4次レッドリストの公表で、ニホンウナギを「情報不足」から「絶滅危惧IB類」へカテゴリー変更した。
その時の変更理由を、あらためて、ここに残しておこう。
ぶんや
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ニホンウナギには海域で一生を過ごす個体と、海域から河川に遡上し成長した後、産卵のため再び海域へ下る個体の存在が知られている。前回見直しでは、河川 に遡上する個体が産卵に寄与しているかなど、生態に関して不明な部分が多いことから情報不足(DD)と判断していた。
しかし、2012年5月にスコットラ ンドで開催された国際魚類学会で、九州大学を中心するグループの研究発表により、産卵場であるマリアナ海溝で捕獲されたニホンウナギ13個体すべてにおい て、河川感潮域に生息していた証拠となる汽水履歴が確認され、また淡水履歴がないものも4個体に限られることが明らかとなった。これにより河川へ遡上する 個体が産卵に大きく寄与していることが確かめられ、これに基づき改めて評価を行った。
ニホンウナギについては、農林水産省が公表している全国の主要な河川における天然ウナギの漁獲量データ(漁業・養殖業生産統計,1956年~)が存在す る。日本の河川に遡上する成熟個体数の総数及びその動向は不明であるが、この漁獲量データから少なくとも成熟個体数の変動は読み取れると考えられる。ウナ ギの成熟年齢は4-15年と考えられており、漁獲量データ(天然ウナギ)を基にした3世代(12-45年)の減少率は72~92%となる。
以上より3世代において、少なくとも50%以上は成熟個体が減少していると推定されることから、環境省レッドリストの判定基準の定量的要件A-2(過去 10年もしくは3世代の長い期間を通じて、50%以上の減少があったと推定される)に基づき、絶滅危惧IB類(EN)に選定した。
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環境省は、こうも言っています。
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ニホンウナギが新たに絶滅危惧種に選定されました
環境省では、平成25年2月に汽水・淡水魚類の新しいレッドリストを公表し、これまで生態に関して不明な部分が多いことから情報不足(DD)としていたニホンウナギを、初めて絶滅危惧IB類に選定しました。
ニホンウナギは、マリアナ諸島の西海域で産卵し、孵化した後、日本、台湾、中国などの河口部にシラスウナギとして到達。河川を遡上して親ウナギに成長します。養殖ウナギとは、シラスウナギを捕獲し、人工的に育てたもので、養殖とは言っても、天然のものに依存している状況です。
レッドリスト自体には捕獲禁止などの法的な拘束力はなく、選定されたことにより直ちに食べられなくなるということはありませんが、その保全を進めていくことは大切です。ニホンウナギの保全については、国による国際的な資源管理の枠組みの構築や、県による漁獲調整、研究者による生態調査や養殖技術の開発など、さまざまな主体により進められています。
日本人にとって身近な生きものであるニホンウナギにも絶滅のおそれが高まっている状況から、私たちは改めて生物多様性という自然の恵みの中で生きており、身近な自然を守り、共存していくことが重要であることを認識しなければなりません。
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そのとーり!
釣り人も認識しましょう。
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環境行政の動き
うな研管理人
2014-05-21T15:23:54+09:00
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平成26年5月
https://unakenb.boo-log.com/e270851.html
水産庁プレスリリース
平成26年5月9日
「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」の結果について
平成26年5月8日(木曜日)、青島(中国)において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」が開催され、養鰻業界も含めた非政府機関によるウナギの資源管理の協力の枠組み、ウナギ資源保存のための養鰻生産量の制限等について議論されました。
1. 概要
「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」は、中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、今後のAPECにおける協力を 見据え、ウナギの国際的資源管理に係る協力について実質的な議論を行うことを目的として開催されました。なお、参加予定であったフィリピン、インドネシ ア、マレーシア、ベトナムは欠席しました。
2. 開催日程及び場所
日程:平成26年5月8日(木曜日)9時00分~15時00分
会場:青島(中国)
3. 出席者
[日本側]宮原 正典(みやはら まさのり)農林水産省顧問 ほか
[中国側]劉 小兵(リュウ ショウヘイ)水産局国際合作処長
[チャイニーズ・タイペイ側]郭 宗海(カク ソウカイ)漁業署簡派技正
[韓国側]チョ ミンビョン 水産政策室養殖産業部課長補佐
4. 結果概要
中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、9月の次回会合で以下の点につき結論を得るべく引き続き協議することについて意見の一致を見ました。
(1)養鰻業界を含めた、非政府機関によるウナギの資源管理の枠組み設立
(2)上記枠組みの下で、養鰻生産量の制限により資源を管理すること
水産庁プレスリリース
平成26年5月9日
「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」の結果について
平成26年5月8日(木曜日)、青島(中国)において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」が開催され、養鰻業界も含めた非政府機関によるウナギの資源管理の協力の枠組み、ウナギ資源保存のための養鰻生産量の制限等について議論されました。
1. 概要
「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」は、中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、今後のAPECにおける協力を 見据え、ウナギの国際的資源管理に係る協力について実質的な議論を行うことを目的として開催されました。なお、参加予定であったフィリピン、インドネシ ア、マレーシア、ベトナムは欠席しました。
2. 開催日程及び場所
日程:平成26年5月8日(木曜日)9時00分~15時00分
会場:青島(中国)
3. 出席者
[日本側]宮原 正典(みやはら まさのり)農林水産省顧問 ほか
[中国側]劉 小兵(リュウ ショウヘイ)水産局国際合作処長
[チャイニーズ・タイペイ側]郭 宗海(カク ソウカイ)漁業署簡派技正
[韓国側]チョ ミンビョン 水産政策室養殖産業部課長補佐
4. 結果概要
中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、9月の次回会合で以下の点につき結論を得るべく引き続き協議することについて意見の一致を見ました。
(1)養鰻業界を含めた、非政府機関によるウナギの資源管理の枠組み設立
(2)上記枠組みの下で、養鰻生産量の制限により資源を管理すること
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水産行政の動き
うな研管理人
2014-05-21T15:16:04+09:00
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以前と比べれば相変わらず低い水準
https://unakenb.boo-log.com/e270849.html
朝日新聞デジタル(2014年4月9日)より
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不漁続きだったウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量が今シーズン、県内で持ち直している。すでに昨シーズンの5倍近い約50キロが取れ、国内の他産地や海外でも増え出しているという。復調の原因は不明だが価格は下がり、養殖業者には朗報だ。しかし、取れ具合は県内で偏りがあり、関係者の表情は複雑だ。
県水産資源課によると、シラス取りは昨年12月16日から始まり、今年2月末までに49・6キロが取れた。4年続きで不漁だった2009~12年度の各2月末で、09年度15・7キロ▽10年度10・2キロ▽11年度29・9キロ▽12年度10・7キロに比べると大幅増だ。
ただ、05年度の2月末では250・8キロも取れており、「好調」とは言っても不漁続きの4年間と比べてのこと。県の担当者は「以前と比べれば相変わらず低い水準。とても資源が回復したとは言えない」と、慎重な見方だ。復調の原因についても分からないという。
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まあ、真面目な報道の部類ですよね。
ぶんや
朝日新聞デジタル(2014年4月9日)より
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不漁続きだったウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量が今シーズン、県内で持ち直している。すでに昨シーズンの5倍近い約50キロが取れ、国内の他産地や海外でも増え出しているという。復調の原因は不明だが価格は下がり、養殖業者には朗報だ。しかし、取れ具合は県内で偏りがあり、関係者の表情は複雑だ。
県水産資源課によると、シラス取りは昨年12月16日から始まり、今年2月末までに49・6キロが取れた。4年続きで不漁だった2009~12年度の各2月末で、09年度15・7キロ▽10年度10・2キロ▽11年度29・9キロ▽12年度10・7キロに比べると大幅増だ。
ただ、05年度の2月末では250・8キロも取れており、「好調」とは言っても不漁続きの4年間と比べてのこと。県の担当者は「以前と比べれば相変わらず低い水準。とても資源が回復したとは言えない」と、慎重な見方だ。復調の原因についても分からないという。
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まあ、真面目な報道の部類ですよね。
ぶんや
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真面目な報道
うな研管理人
2014-05-21T15:07:47+09:00
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メーターオーバー
https://unakenb.boo-log.com/e270845.html
ウナギには1メートルを超えるものも居りますね。
これは、中流モンスター
↓
これは、ダム湖モンスター
↓
いつか、このブログで
120センチ級、130㎝級のバケモノを紹介したいものです。
男のロマンです。
ぶんや
ウナギには1メートルを超えるものも居りますね。
これは、中流モンスター
↓
これは、ダム湖モンスター
↓
いつか、このブログで
120センチ級、130㎝級のバケモノを紹介したいものです。
男のロマンです。
ぶんや
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ウナギ何でも写真館
うな研管理人
2014-05-21T14:55:52+09:00
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ウナギが吐き出したもの
https://unakenb.boo-log.com/e270839.html
うな研サイトからの抜き出しです。
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ムカデ:瀬戸内側汽水域で釣ったウナギが吐き出しました。
カニ:日本海側で釣れるウナギはシーズン初期にこの蟹をよく吐き出します。
ガの幼虫:静岡県の汽水域で釣ったウナギが吐き出しました。
ワーム:オリジナル画像ではありませんが、鰻屋に入荷した天然ウナギの腹からこのようにフックが付いたまま出てきました。
アユ:中流域で深夜1時半ごろに釣った78センチが吐きました。18〜19センチありそうなアユです。こんなサイズも丸飲みするんですね。しかも2尾も。
ヤゴ:ダム下の減水区間(池っぽい所)で釣ったウナギが吐き出しました。
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いろいろ吐き出しますね。
今後も、珍しいものを吐いたら掲載していきます。
ぶんや
うな研サイトからの抜き出しです。
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ムカデ:瀬戸内側汽水域で釣ったウナギが吐き出しました。
カニ:日本海側で釣れるウナギはシーズン初期にこの蟹をよく吐き出します。
ガの幼虫:静岡県の汽水域で釣ったウナギが吐き出しました。
ワーム:オリジナル画像ではありませんが、鰻屋に入荷した天然ウナギの腹からこのようにフックが付いたまま出てきました。
アユ:中流域で深夜1時半ごろに釣った78センチが吐きました。18〜19センチありそうなアユです。こんなサイズも丸飲みするんですね。しかも2尾も。
ヤゴ:ダム下の減水区間(池っぽい所)で釣ったウナギが吐き出しました。
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いろいろ吐き出しますね。
今後も、珍しいものを吐いたら掲載していきます。
ぶんや
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ウナギが吐いた物
うな研管理人
2014-05-21T14:14:14+09:00
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ウナギイヌ
https://unakenb.boo-log.com/e270836.html
ごぞんじ、ウナギイヌ
でも、ウナギと言うには、尾びれの形がおかしいぞ。
ウナギの尾びれは、こうだっ!
がはははは。
ぶんや
ごぞんじ、ウナギイヌ
でも、ウナギと言うには、尾びれの形がおかしいぞ。
ウナギの尾びれは、こうだっ!
がはははは。
ぶんや
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雑 記
うな研管理人
2014-05-21T13:54:53+09:00
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ウナギ仔魚の歯
https://unakenb.boo-log.com/e270820.html
ウナギの前期仔魚(プレレプトセファルス)の歯です。
(東海大学出版会『旅するウナギ』より)
すごい牙のように見えますが、前方に突出していることや、レプトセファルスに成長すると消失することから、摂餌のためでなくカルシウムの貯蔵庫として働いているという説もあるそう。
実際のところ、よく分かっていないようです。
謎多き生き物ですね〜。
ぶんや
ウナギの前期仔魚(プレレプトセファルス)の歯です。
(東海大学出版会『旅するウナギ』より)
すごい牙のように見えますが、前方に突出していることや、レプトセファルスに成長すると消失することから、摂餌のためでなくカルシウムの貯蔵庫として働いているという説もあるそう。
実際のところ、よく分かっていないようです。
謎多き生き物ですね〜。
ぶんや
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生態の研究報告
うな研管理人
2014-05-21T11:45:07+09:00
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大型ウナギの定着性
https://unakenb.boo-log.com/e270793.html
中流の淡水域で大型狙いのウナギ釣りをしていて、よく考えさせられるのが「ねぐら」への固執性、定着性だ。これは、かなり強いように感じている。
そう感じている理由を少し書こう。
大型ウナギが釣れたポイントは強く印象に残っている。大型が居着く条件が揃っているだろうという思いもあって、年をあけて何度も竿を出してみるのだが、同じポイントで大型が釣れることは珍しい。まれに釣れる場合はたいがい大場所だ。
これだけでも「ねぐらへの定着性が強いのでは…」と想像できるが、どうだろう。そもそも数が多くない大型ウナギについてのことだから、よく分からないというのが本音だけれど。
ここからは、ボクの想像の話。
夜釣りをしやすい場所で大型が釣れることは珍しい。これは間違いないことだと思う。
でも、
誰も決して夜釣りをしない場所で、しかも、大型が居着いていそうな雰囲気なのに、釣れないことも多い。そんな場所をすべて思い返してみると、アユ釣り師だけは入る場所であることが多い。
(ボクもアユ釣り師だからよく分かる)
何が言いたいかというと、
アユ釣り師は深場で根掛かりすると糸を切る。つまり、ハリの付いたオトリアユが川底に残される。それを丸呑みした大型ウナギが死んでしまうことも多いのではないか…。そう思うのだ。
このことは、オトリアユに限らず、ウナギ釣りの仕掛けでも同じだろう。ここぞという場所では特に、根掛かりしないよう努力することが必要ではないかと思っている。
ここからは、おまけで
ウナギの定着性や帰巣性についての科学調査の話。
(東海大学出版会『旅するウナギ』より)
◆浜名湖に流入する川で行われた標識放流調査では、3年間で移動した範囲が、最大でもわずか流程710mだったそうである。
◆ヨーロッパウナギやアメリカウナギの調査例では、大部分が放流地点から数十メートル以内で再捕獲されたという。
◆採集地点から上流または下流に10〜17㎞離れた地点に発信器をつけたアメリカウナギを放流したところ、56%は平均9日で元の場所に帰ったそうである。
ぶんや
中流の淡水域で大型狙いのウナギ釣りをしていて、よく考えさせられるのが「ねぐら」への固執性、定着性だ。これは、かなり強いように感じている。
そう感じている理由を少し書こう。
大型ウナギが釣れたポイントは強く印象に残っている。大型が居着く条件が揃っているだろうという思いもあって、年をあけて何度も竿を出してみるのだが、同じポイントで大型が釣れることは珍しい。まれに釣れる場合はたいがい大場所だ。
これだけでも「ねぐらへの定着性が強いのでは…」と想像できるが、どうだろう。そもそも数が多くない大型ウナギについてのことだから、よく分からないというのが本音だけれど。
ここからは、ボクの想像の話。
夜釣りをしやすい場所で大型が釣れることは珍しい。これは間違いないことだと思う。
でも、
誰も決して夜釣りをしない場所で、しかも、大型が居着いていそうな雰囲気なのに、釣れないことも多い。そんな場所をすべて思い返してみると、アユ釣り師だけは入る場所であることが多い。
(ボクもアユ釣り師だからよく分かる)
何が言いたいかというと、
アユ釣り師は深場で根掛かりすると糸を切る。つまり、ハリの付いたオトリアユが川底に残される。それを丸呑みした大型ウナギが死んでしまうことも多いのではないか…。そう思うのだ。
このことは、オトリアユに限らず、ウナギ釣りの仕掛けでも同じだろう。ここぞという場所では特に、根掛かりしないよう努力することが必要ではないかと思っている。
ここからは、おまけで
ウナギの定着性や帰巣性についての科学調査の話。
(東海大学出版会『旅するウナギ』より)
◆浜名湖に流入する川で行われた標識放流調査では、3年間で移動した範囲が、最大でもわずか流程710mだったそうである。
◆ヨーロッパウナギやアメリカウナギの調査例では、大部分が放流地点から数十メートル以内で再捕獲されたという。
◆採集地点から上流または下流に10〜17㎞離れた地点に発信器をつけたアメリカウナギを放流したところ、56%は平均9日で元の場所に帰ったそうである。
ぶんや
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釣りで気づいた
うな研管理人
2014-05-21T03:08:58+09:00
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岐阜・粥川谷の掟
https://unakenb.boo-log.com/e268371.html
中日新聞のコラムです。
ちょっぴり真面目で
ちょっぴり愉快ですね
ぶんや
中日新聞のコラムです。
ちょっぴり真面目で
ちょっぴり愉快ですね
ぶんや
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真面目な報道
うな研管理人
2014-04-28T13:41:30+09:00