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2014年09月30日

養殖ウナギの雌を増やす


愛知県の水産行政の動きです





ぶんや
  

Posted by うな研管理人 at 06:34水産行政の動き

2014年09月20日

池入れ量80%制限???


水産庁が9月17日に

「中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署の、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類の保存及び管理に関する共同声明」

を発表しました。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/unagi.html

ちょっと、おかしいでしょ…

誤魔化しか?


と思う内容があるので、ご紹介しましょう。


共同声明には次のように書かれています。(抜粋)

--------------------------------------------------------

中華人民共和国漁業部、日本国水産庁、大韓民国海洋漁業省及びチャイニーズ・タイペイ漁業署(以下「当事者」という。)は、

ニホンウナギのシラスウナギの漁獲が、中長期的に減少していること、及び、その減少は生息地/環境の劣化、海洋学的変化及び過剰漁獲によって引き起こされていると推定されることを認識し、

ニホンウナギは、それが回遊する東アジア地域の沿岸域において共通の資源として利用されてきていること、並びに回遊する性質ゆえにその保存及び管理は地域的な協力が必要であることを認識し、

ニホンウナギのシラスウナギの供給減少は、その他の関連するうなぎ類の東アジア地域における養殖につながり、この現象がそれらの資源に悪影響を与える可能性があることを考慮し、

いくつかの当事者が、関係当局との協力の下、シラスウナギの輸出を制限する措置をとっているにもかかわらず、膨大な量のシラスウナギが中華人民共和国、日本国、大韓民国及びチャイニーズ・タイペイの間で引き続き取引されていると思われることを憂慮し、

以下の共通の見解に達した。


第1 うなぎ類資源の保存及び管理
当事者は、ニホンウナギその他の関連するうなぎ類資源の保存及び管理のための措置に関し、以下の点について協力を行う。

(1)天然水域から採捕したシラスウナギ及び稚うなぎ(以下この第1において「うなぎ種苗」という。)の養殖池への池入れを制限する活動

(a) ニホンウナギについて、2014-2015年池入れシーズン(2014年11月1日~2015年10月31日)のうなぎ種苗の池入れ量は、2013-2014年池入れシーズン(2013年11月1日~2014年10月31日)の池入れ量の80%を超えないものとする。
2015-2016年池入れシーズン(2015年11月1日~2016年10月31日)及びその後は、シラスウナギの採捕量その他の要因を考慮しつつ決定される。

(b) その他の関連するうなぎ類について、各当事者はうなぎ種苗の池入れ量を最近の水準(過去三年間)よりも増やさないようにするための全ての可能な措置をとる。

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赤字
の部分が問題なのですが、

要するに、

「今シーズンは、昨シーズンの80%しか池入れしません」

と言っているわけです。

ちょっと、まてよ

昨シーズン(2013-2014年)は下記の通り、
近年の中では、シラスがよく捕れた年です。

◆近年の池入れ量(ニホンウナギ)

・2004-2005年…18.8トン
・2005-2006年…29.2トン
・2006-2007年…25.1トン
・2007-2008年…21.7トン
・2008-2009年…28.9トン
・2009-2010年…19.9トン
・2010-2011年…21.8トン
・2011-2012年…15.9トン
・2012-2013年…12.6トン
・2013-2014年…27.0トン
・2014-2015年…前年の80%(21.6トン)


分かりますよね。


3年前は15.9トン、2年前は12.6トンしか池入れできないほど不漁だったんです。

だから、保護策を考えることになったわけですね。

なのにですよ


ちょっと良く捕れた昨シーズン(27トン池入れ)を基準にして「80%に減らす」と言っている訳です。

昨シーズンの80%=21.6トンです。

その前年や、前々年の数字からしてみれば、

制限しないのと同じです。


本気で保護する気あるんでしょうかね?

せめて、過去3年なり、過去5年なりの平均値を基準にせな、いかんでしょ。



ウナギに限らず、どんな魚種に対しても
いつまでたっても「取り尽くし漁業」を是正できない日本の水産行政。

またかよ… って感じですね。




ぶんや



















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Posted by うな研管理人 at 10:54水産行政の動き

2014年05月21日

平成26年5月


水産庁プレスリリース
平成26年5月9日

「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」の結果について
平成26年5月8日(木曜日)、青島(中国)において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」が開催され、養鰻業界も含めた非政府機関によるウナギの資源管理の協力の枠組み、ウナギ資源保存のための養鰻生産量の制限等について議論されました。

1. 概要
「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第6回非公式協議」は、中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、今後のAPECにおける協力を 見据え、ウナギの国際的資源管理に係る協力について実質的な議論を行うことを目的として開催されました。なお、参加予定であったフィリピン、インドネシ ア、マレーシア、ベトナムは欠席しました。

2. 開催日程及び場所
日程:平成26年5月8日(木曜日)9時00分~15時00分
会場:青島(中国)

3. 出席者
[日本側]宮原 正典(みやはら まさのり)農林水産省顧問 ほか
[中国側]劉 小兵(リュウ ショウヘイ)水産局国際合作処長
[チャイニーズ・タイペイ側]郭 宗海(カク ソウカイ)漁業署簡派技正
[韓国側]チョ ミンビョン 水産政策室養殖産業部課長補佐

4. 結果概要
 中国、日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4者間で、9月の次回会合で以下の点につき結論を得るべく引き続き協議することについて意見の一致を見ました。
(1)養鰻業界を含めた、非政府機関によるウナギの資源管理の枠組み設立
(2)上記枠組みの下で、養鰻生産量の制限により資源を管理すること


  

Posted by うな研管理人 at 15:16水産行政の動き

2014年04月05日

ウナギ養殖・国内施策の見直し


水産庁 報道発表資料(平成26年4月1日)

http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/saibai/140401.html


新たな養鰻場造成等に対する支援の取扱いについて


水産庁は、近年のニホンウナギの稚魚(以下「ウナギ種苗」という。)の不漁等の状況を鑑み、当面の間、ウナギ養殖の生産増大に繋がるような養鰻場の造成等に対する支援を行わないこととします。


1.背景及び目的

近年のニホンウナギの稚魚(以下「ウナギ種苗」という。)の不漁を受け、ウナギ資源管理対策として、国内ではウナギ種苗採捕、親ウナギ漁業及びウナギ養殖業に係る資源管理を三位一体として推進するとともに、東アジア地域においても、日本、中国、台湾、韓国及びフィリピンの5ヶ国・地域で国際的な資源管理の枠組み構築につき協議が行われています。今漁期のウナギ種苗の採捕は近年ではやや良好ですが、長期的に見るとウナギ種苗の採捕量は依然低水準にあり、引き続き、国内外での資源管理を推進する必要があります。
また、国内におけるウナギ種苗の不足から、東南アジアに生息するビカーラ種等、ニホンウナギ以外のウナギ(以下「異種ウナギ」という。)の稚魚を輸入して養殖する動きが活発化しています。しかしながら、異種ウナギは生態に不明な点が多く、特に輸入量が多いビカーラ種は、主な生息地であるフィリピン及びインドネシアが資源保護のため稚魚の輸出を禁止しており、国内での養殖が拡大すれば、資源保護の観点から日本が批判される事態となります。
このような状況と、世界のウナギの最大の消費国としてウナギの資源管理に責任を有する日本の立場を踏まえ、ウナギ養殖の生産増大に繋がるような国内施策については、当面の間、以下のとおり見直すこととします。

2.強い水産業づくり交付金について


① 産地水産業強化支援事業
新たに整備しようとする養鰻施設及び増築・改築・更新しようとする既存養鰻施設(生産量の増大に繋がるものに限る。)に対しては、支援を行わないものとします。
② 水産業強化対策事業
新たに整備しようとする養鰻施設及び増築・改築・更新しようとする既存養鰻施設(生産量の増大に繋がるものに限る。)に対しては、支援を行わないものとします。

3.融資・保証について


① 漁業近代化資金
新たに整備しようとする養鰻施設及び増築・改築・更新しようとする既存養鰻施設(生産量の増大に繋がるものに限る。)並びに異種ウナギの稚魚購入については、融資対象としないものとします。
② 公庫資金
新たに整備しようとする養鰻施設及び増築・改築・更新しようとする既存養鰻施設(生産量の増大に繋がるものに限る。)並びに異種ウナギの稚魚購入については、漁業近代化資金と準ずる扱いとするよう、株式会社日本政策金融公庫等に対し依頼しました。
③ 無保証人型漁業融資促進事業
新たに整備しようとする養鰻施設及び増築・改築・更新しようとする既存養鰻施設(生産量の増大に繋がるものに限る。)並びに異種ウナギの稚魚購入については、支援を行わないものとします。
  

Posted by うな研管理人 at 22:00水産行政の動き